今回の記事では、以下の内容について調べてみました。
- 引越しの女性作業員指定は可能なのか
- 女性作業員指定に対応できる引越業者一覧
- 女性作業員を指定するときの注意点(料金加算など)
結論から言うと、引越しで女性作業員を指定することは可能です。
全ての作業を女性作業員にお願いできるのはアート引越センターとSGムービングですが、荷造りなど一部の工程なら他にも様々な業者が女性作業員指定に対応可能です。
ただし、女性作業員指定により料金加算されるなどデメリットもあるので注意が必要です。
・・・詳しくは記事をご覧ください!
女性作業員指定は可能なのか?
引越業者各社で用意されている女性向けのレディースプランなどを利用すれば、女性作業員を指定して引越をすることは可能です。
特に一人暮らしの女性が引越をする場合、
- 「引越業者の男性に荷物を触られたくない」
- 「自宅に引越業者の男性が入ってくることに不安を感じる」
と感じる方もいると思います。
そんなとき、引越の作業員スタッフに女性が来てくれたら安心ですよね。
- 「引越の際に女性作業員を指定できたらいいのに」
と思う女性も多いのではないでしょうか。
最近では、引越業者のスタッフに女性も増えてきていますし、こうしたニーズをくみ取って各引越業者では女性スタッフが引っ越し作業を行ってくれる『レディースパック』も用意されています。
こうしたプランを利用すれば、女性スタッフを指定することは可能なのです。
女性作業員のみで引越可能な引越業者の一覧
引越し作業のすべての工程を女性作業員にお願いできるのは、基本的にアート引越センターとSGムービング(佐川急便系列)の2社のみです。
ここでは、引っ越し作業を女性作業員が行ってくれるレディースパックの対応業者一覧をご紹介します。
女性作業員だけで引越を行ってもらえる引越業者は、実はあまり数は多くありません。(この項目では2社ご紹介します。)
ただし、梱包などの一部の工程を女性スタッフが対応してくれるところになるとより数は多くなりますので、そちらも後で紹介するとして、ここでは引越のすべての工程を女性スタッフのみで対応してもらえる引越業者をご紹介します。
女性作業員「のみ」で全ての引越ができるところは少ない
まず、引越当日に引越業者の作業員が行う作業には以下のような工程があります。
- 旧住居での家具・家電の梱包
- 荷物の搬出とトラックへの積み込み
- 新住居への荷物の輸送
- トラックから新住居への荷物の搬入
- 家具・家電の設置
大まかには以上のとおりですが、さらに細かく言うと壁や床などを傷つけないための養生作業、細かい荷物の荷造りや荷解き、近所へのあいさつ回りなどもあります。
引越の際には、それぞれの工程で担当する作業員が変わってくることがあります。
「レディースパック」のような名称を用いていても、一部の工程は男性スタッフが対応するところも多く、すべてを女性スタッフのみで行ってもらえるところはあまり多くありません。
女性スタッフのみで引越できる業者一覧
一連のこの引越作業のすべてを女性のみで行ってもらえるよう指定可能なのは
- アート引越センター
- SGムービング
です。
もしかしたら、全国くまなく探せば、ほかにもあるかもしれませんが、いずれにしても主だった有名どころでは数は限られています。
しかも、アート引越センター、SGムービングともにエリア限定のサービスとなっています。(都会でないと女性スタッフの確保が難しいのかもしれません。)
アート引越センター
アート引越センターでは、「レディースパック」という名称を用いた女性向けのプランが用意されています。
アート引越センターのレディースパックでは、
Q どうしてお客様から大好評?
A女性目線の気配りが喜ばれています!
アート引越センターには「レディースパック」という、女性スタッフだけのチームでお引越しをお手伝いするサービスがあります。レディースパックの需要は年々増加し、女性スタッフ指名のリピーター様もいらっしゃるほどです。
みも記載されているとおり、女性スタッフのみで引っ越し作業を行ってもらえます。
さらに、そのなかでも
- 基本コース・・・荷造り・荷解きを自分で行う
- ハーフコース・・・荷解きのみ自分で行う
- フルコース・・・荷造りも荷解きも含めてすべて業者任せにできる
の3つのコースに分かれています。
SGムービング
SGムービングは、佐川急便の引越部門を担うグループ企業です。SGムービングでは『女性による女性に優しいサービス』というキャッチフレーズのもと、「レディースムービング」という名称を用いた女性向けプランが用意されています。
お見積から事前の荷造り、当日の搬出・搬入、荷解き作業まで、お客様のご要望に合わせて女性スタッフが柔軟に対応いたします。一人暮らしのお客様や学生寮、女性専用マンションへのお引越しなども安心です。
出典:SGムービング公式サイト
とレディースムービングの公式案内ページにも記載されているとおり、原則として、すべての工程を女性スタッフが対応してくれます。
(ただし、重い家財などの運搬に際しては、安全・品質を最優先にして男性スタッフが対応することがあります。)
スタッフには、
- 整理収納アドバイザー・・・荷物整理術や新しい部屋づくりなどをアドバイスしてもらえます
- 女性サービス介助士・・・高齢者や身体の不自由な方にも安心安全な引越サービスを提供してもらえます
がいて、女性特有の視点で引越のお手伝いをしてもらえます。
そのほかの女性スタッフがいる引越業者
引越のすべてでなく荷造りなど特にデリケートな一部の工程を女性スタッフを指定できる業者もあります。作業の全てを女性にお願いする場合よりも引越業者の選択肢は増えます。
既にご紹介したとおり、引越のすべての工程を女性スタッフのみで行ってもらえるところは、ほぼ
- アート引越センター
- SGムービング
の2社のみです。
たとえ女性向けプランを用意していたところがあったとしても、すべての作業員が女性とは限らないのには以下の理由があります。
- 女性作業員の確保が困難であるため
- 重い家財の運搬は女性では困難な場合があるため
しかしながら、最近では各引越業者で女性作業員も多くなってきています。ここでは、引越し作業工程のすべてではないにしろ女性スタッフを指定可能な引越業者の一覧を紹介します。
女性作業員指定が対応可能な引越業者一覧
以下の業者は、引越のすべての工程ではないにしろ、荷造りなど特にデリケートな一部の工程を女性スタッフを指定して行ってもらうことができます。
- アップル引越センター
- ベスト引越サービス
- アーク引越センター
- ハロー引越センター
- 引越し本舗
- ヴォイス引越センター
- LIVE引越センター
- レディアス引越センター
女性スタッフは荷造りなどがメイン
女性スタッフが対応する工程は、基本的に小物の荷造りや荷解きなどがメインです。
運搬作業などは、力の強い男性が担当することが多くなります。
どうしてもすべての作業を女性のみでやってほしいという場合は、
- アート引越センター
- SGムービング
ぐらいしか選択肢がありませんが、特に男性に見られたくないデリケートな荷物に触れる小物の荷造りや荷解きを女性にしてもらえるならかなりいいと思います。
その代わりに、大きな荷物は力の強い頼れる男性スタッフにお願いできれば頼もしいかもしれません。
業者に直接尋ねてみるのもいい
上でご紹介した引越業者以外でも、こちらから依頼をすれば女性作業員を派遣してくれるところはあります。
そのため、まずは一度見積をとってみて引越業者に女性作業員の派遣は可能かということを聞いてみてはいかがでしょうか。
女性作業員を指定するときの注意点
女性作業員を指定するときには、価格が高くなる可能性があることや対応できるエリアが限定されることがあるので注意が必要です。
引越の際に女性作業員を指定出来れば、
- 女性ならではの気遣いが期待できる
- 一人暮らしの女性にとって安心感がある
などのメリットがある反面、女性作業員を指定することによるデメリットもあります。
そこで、ここでは女性作業員を指定するときの注意点としてお伝えしていきます。
料金加算により値段が高くなることがある
女性作業員が増えてきたとはいえ、まだまだ男性に比べると数は少ないです。
そのため、数のより少ない女性を指定してスケジュール調整をすることになるため価格面では割高になってしまいます。
女性指定をしたうえで、少しでも価格を安くしたければ、引越日時を業者側にお任せする「フリー便」などを利用するとよいでしょう。
作業に時間がかかる場合がある
一般的に、男性に比べて筋力や体力の面で劣る女性が運搬作業を行う場合、どうしても男性がするよりも時間がかかってしまうことが考えられます。
対応エリアが限定される
引越のすべての工程を原則として女性作業員が行ってくれる
- アート引越センター
- SGムービング
のいずれの女性向けプランも、対応できるエリアが限定されています。
その他の女性作業員がいる業者でも、対応エリアが限られていることがあります。
男性作業員が来ることがある
女性スタッフでは難しい作業もあるために、女性スタッフのフランであっても男性スタッフが来ることもあります。
見積の際に、荷物の重量制限の条件など、ちゃんと女性に来てもらえるか営業担当の方にしっかりと確認するようにするとよいでしょう。
まとめ
- 引越しで女性作業員を指定できる業者があり、すべての工程を女性にお願いできるのは、アート引越センターとSGムービングの2社です。
- 梱包など一部の作業のみなら女性作業員を指定できる業者はほかにも色々とあります。
- 女性作業員指定をすると引っ越し費用が割高になったりするなどデメリットもあるので注意が必要です。
引越の際、女性作業員の指定は可能ですが、引越のすべての工程を女性に対応してもらえるのは、基本的に
- アート引越センターのレディースパック
- SGムービングのレディースムービング
の2つのみです。
荷造りや荷解きなど一部の作業のみを女性スタッフが対応するのであれば
- アップル引越センター
- ベスト引越サービス
- アーク引越センター
- ハロー引越センター
- 引越し本舗
- ヴォイス引越センター
- LIVE引越センター
- レディアス引越センター
などの引越業者が対応可能ですが、ほかにも対応可能な業者はあると思いますので、見積をとった業者に「女性スタッフにお願いしたい」という旨を伝えるとよいでしょう。
また、女性作業員の指定をする場合、
- 値段が高くなることがある
- 作業に時間がかかる場合がある
- 対応エリアが限定される
- 男性作業員が来ることもある
といったことも考えられるので注意が必要です。